上の記事で<lora:Korean-doll-likeness:0.3>モデルを使って召喚した韓国風?の美少女の髪の色を変えて行きたいと思います。ちなみにこのオリジナルの子は以下の呪文で召喚されました。
(8k, masterpiece, RAW photo, best quality:1.2), 1 girl, extremely beautiful face, smile, ((flat chest)), detailed beautiful skin, medium hair, black tank top, portrait, professional lighting, snap shot at park, windy, sharp focus, <lora:Korean-doll-likeness:0.3>
(worst quality, low quality, normal quality:2), monochrome, grayscale, painting, sketches, lowers, acnes, skin blemishes, age spot, missing fingers, nsfw, nude
変化が分かりやすいように、このprompt のmedium hair の「medium」のところだけをシンプルに色の英単語に変えて行きたいと思います。それでは行ってみましょう。
カラフル系ヘアカラー呪文 prompt
髪のカラーを設定するとその色に引っ張られて服や目の色が変わることがよくあります。他にもイメージラーニングの過程で学習したと思われる猫耳やヘアバンドなんかも出てきます。
今回はプロンプトの髪色の部分しか変えていないので
色ごとにAIが取り込んだ学習データセットの向こう側が垣間見える
AIがプロンプトのワードに引っ張られるクセが強くて面白い
Stable Diffusionで同じ顔のまま他の部分を変えるには?
Stable Diffusionで同じ顔をキープして顔はそのまま固定しながらpromptで他の部分を変えたい場合は、上部にあるグローバルタブメニューの「PNG Info」から画像を取り込んで「Send to img2img」で「img2img」タブにprompt情報を送り、元のpromptの変えたい部分だけ呪文変更すると比較的簡単に元に近い顔で書き出せます。
ポイントは「CFG Scale」の下にある「Denoising strength」を0.00から1.00の間で微調整することです。ゼロに近いほど元のSeed画像のまま書き出してくれて、1に近いほどpromptに従順に書き出してくれます。厳密に言うと、promptに従順にというよりかはAIが持ち合わせているデータに従順にと言った方が近いかも知れません。
Denoising Strengthは0.5から始めて、望んだ変化が見られない時は0.7など大きい数字に上げ、顔が変わり過ぎた場合などは小さい値に調整するといい
ナチュラル・モノクロ系ヘアカラー呪文 prompt
ナチュラル系、モノクロ系を比較すると髪色によって微妙に顔つきが変化しているのが分かります。white hairの顔もそれっぽい人だし、blonde hairの顔もリアル金髪美女に寄ってるのが分かりますね。
Ash系がしっかり反映されてて素敵
ということで今回はStable Diffusionで実写風イメージのヘアカラーpromptと同じ顔を出来るだけキープしたまま他の部分を変える方法をお伝えしました。コントロールネットを使ったり他にも色々とやり方がありそうなのでまた後日お送りします。
今回はStable Diffusionを使ってヘアカラーの呪文と
出来るだけ同じ顔をキープしたまま髪色を変更するための
調整方法について簡単に説明する
このプロンプトで毎回必ずこの色がということではないので
あくまでも参考程度に見てほしい